み た む ら     ひ で と
三 田 村   秀 人

H.E. Mr. Hideto Mitamura

 

邦人の皆様へ、

平成24年1月

2010年10月にウェリントンに着任以来、早1年以上経ちました。

2011年は、日本とニュージーランド両国で大地震が発生し、多くの尊い命が奪われるという、非常に悲しい出来事がありました。

クライストチャーチの震災では、日本から救助チームが派遣され、また、東日本大震災が発生した際には、ニュージーランドから救助チームの派遣のほか、「Kia Kaha!」を合い言葉に日本へ多くの支援が寄せられました。

未曽有の大災害に見舞われた両国ですが、2011年も二国間の交流は活発に行われました。政治面では、マッカリー外務大臣他何名もの閣僚が訪日し、我が国からも尾辻参議院副議長や山口外務副大臣の訪問が実現し、それぞれ二国間関係及び国際場裏での協力等について話し合いました。

経済関係では、両国は相互補完的な関係にあり、重要な貿易パートナーであります。また、日本の42市町村との姉妹都市交流、毎年約100名の若者を派遣するJETプログラムを中心とする文化交流、教育交流など、多重、多層な交流活動が活発に行われております。いずれも二国間の外交関係を促進するのに不可欠かつ重要な施策です。

現在、両国が協力して取り組むべき課題は、アジア太平洋地域の平和と安定、地球温暖化問題への対応が挙げられます。またニュージーランドが先導し、交渉中のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)については、交渉参加に向けて,関係国との協議に入ることとしました。

2012年は、両国が外交関係を樹立して60周年の記念年です。昨年、双方の大震災によって、両国間の絆はより強固なものとなりました。これまでの両国交流の歴史を振り返りつつ、ウェリントン、オークランド、クライストチャーチを中心にした各種イベントを通じて、この記念年を、政治、経済、教育、文化、姉妹都市等の広い分野での交流を更に促進するきっかけにしたいと考えております。ぜひ、皆様のご理解とご協力を頂きますようよろしくお願い申し上げます。

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