伊藤康一大使より新年のご挨拶


 

 新年明けましておめでとうございます。本年が皆様にとりまして良い年となるよう、心よりお祈り申し上げます。

 昨年、令和4年は、年の後半から世界各地で新型コロナウイルス対策のために取られていた様々な社会規制が緩和に向かい、ここニュージーランドでも人々の生活は活気を取り戻し、日本をはじめ各国との往来も再開に向かって動き始めました。こうした中で、私も出来るだけ機会を作り、首都ウェリントンでの様々な行事や催しに参加し、また、オークランド、クライストチャーチ、インバカーギル、ダニーデン、クィーンズタウン、ネルソン、パーマストンノース、ネーピア、ギズボーン、ハミルトン、タウランガ、ファカタネなど各地を訪れ、日本との間でビジネス、教育、姉妹都市交流などに取り組むキウイや日本の方々と出会い、様々なお話をうかがい、また活動のご様子を拝見する中で、日本とNZのつながりの深さと広がりに眼を見開かされる思いをすることが何度もありました。このような体験は、大使館で日本とニュージーランドの関係を進める仕事をする上で本当に役立っており、この場を借りまして、皆様に心より感謝を申し上げます。

 昨年は、6月にウェリントンでジャパン・フェスティバルが、また11月にはオークランドではジャパン・デイが開催され、いずれも数万を超える人々が会場を訪れ大盛況となりました。いずれも数年間の中断を余儀なくされた困難な状況の中での開催であり、関係者の方々のご苦労も並大抵ではなかったと思います。いずれの行事も、日NZ外交関係樹立70周年となった2022年に相応しい文化紹介行事となりました。開催にご尽力頂いた方々には、改めて敬意を表したいと存じます。

 昨年は更に、日本とニュージーランドの外交関係にとっても意義深い一年となりました。4月にアーダーン首相は新型コロナウイルス発生の後の初の外遊先として日本を訪れ、岸田総理との首脳会談では、複雑に推移する地域や国際情勢を背景に、両国が一層連携していくことで一致をし、「戦略的パートナーシップ」の強化、安全保障分野や経済分野での更なる協力など幅広い分野において議論し、共同声明を発出しました。その後、両首脳はスペインで開かれたNATOサミットや国連総会の機会を捉えて会談するなど、例年にない頻度で面会を重ね、両国のパートナーシップは大きな発展を遂げることが出来ました。

 ポストコロナの時代が本格的に始まると期待される本年、私たちの生活や仕事の進め方はどのようになっていくのだろうということに思い致さないわけには参りません。2020年の年初から始まるこの3年の間に、デジタルやオンラインでの私たちの意思疎通の方法は飛躍的に発展しました。しかし、この間に、私たちは、実際にその場所を訪れなければ、また実際に人と面会しなければ、理解や実感をすることが容易でないことがあることにも同時に気が付きました。これからの私たちの生活、そして日本とニュージーランドとの間の交流や意思疎通は、対面とオンラインの両方のよいところを取り入れたハイブリッドな形でますます進められていくのだろうと想像致します。私たち在ニュージーランド日本国大使館としても、新たな方法にもチャレンジをしながら、日本とニュージーランドのパートナーシップが更に深められるよう努めていく所存です。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2023年1月
駐ニュージーランド特命全権大使 
伊藤 康一

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